「京都・嵯峨野の風」では四季折々の風景・花等を紹介していきます。
→2004年度はこちら  →2005年度はこちら  →2006年度はこちら  →2007年度はこちら
→2010年度はこちら  →2011年度はこちら  →2012年度はこちら  →2013年度はこちら
嵐山駅 嵐電嵯峨 鹿王院 車折神社 有栖川 帷子ノ辻 太秦広隆寺
2009/10 2009年11月 嵐電嵯峨駅 2009年12月 有栖川駅

 毎月嵐電の一つの駅にスポットを当て、その周辺の寺院や見所を、四季を感じる事が出来る風景と共にご紹介していきます。
嵐電(らんでん)は嵐山−四条大宮−北野白梅町間を走る路面電車の通称です。(運営:京福電気鉄道株式会社

 今月は、龍安寺(りょうあんじ)をご紹介します。
 嵐電の龍安寺駅を降りて北へ徒歩8分程度の距離に駅名にもなっている「龍安寺」があります。龍安寺は石庭で有名な寺院で、古都京都の文化財の一部として世界遺産にも登録されています。

 石庭の近くには、日本最古を名乗る「侘助椿」(わびすけつばき)が花を咲かせようとしていました。
この侘助椿は朝鮮半島から侘助という人物が持ち帰り、秀吉に賞賛されたと言われている椿です。
撮影で訪れた3月初旬はまだ、つぼみがいくつかある程度でしたが、3月末〜4月にかけて開花するそうです。

 また、嵐山の池ではヘクソカツラの枝にとまる「ルリビタキ」と「ジョウビタキ」を見かけました。
 ルリビタキは、春から秋にかけては山地や北上して生活し、冬になると平野へ下りたり南下して越冬します。また、ジョウビタキは、日本では冬鳥としてよく見られます。


「龍安寺の石庭」
 

「侘助椿」
 

「龍安寺駅」

「山門」

「庫裡」(くり)

「蹲踞」(つくばい)
 蹲踞は茶室に入る前に心身を清める為に置かれた手水鉢です。
 一般拝観者が見ることの出来る物はレプリカであり、本物は公開されていません。

「石庭」(写真右3枚)
 草木類は植えられておらず、大小15個の石が白砂に置かれている枯山水庭園です。
 この15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように配置されているといいます。


「ルリビタキ」


「ジョウビタキ」

→戻る