毎月嵐電の一つの駅にスポットを当て、その周辺の寺院や見所を、四季を感じる事が出来る風景と共にご紹介していきます。
「嵐電(らんでん)は嵐山−四条大宮−北野白梅町間を走る路面電車の通称です。(運営:京福電気鉄道株式会社)」
今月は、龍安寺(りょうあんじ)をご紹介します。
嵐電の龍安寺駅を降りて北へ徒歩8分程度の距離に駅名にもなっている「龍安寺」があります。龍安寺は石庭で有名な寺院で、古都京都の文化財の一部として世界遺産にも登録されています。
石庭の近くには、日本最古を名乗る「侘助椿」(わびすけつばき)が花を咲かせようとしていました。
この侘助椿は朝鮮半島から侘助という人物が持ち帰り、秀吉に賞賛されたと言われている椿です。
撮影で訪れた3月初旬はまだ、つぼみがいくつかある程度でしたが、3月末〜4月にかけて開花するそうです。
また、嵐山の池ではヘクソカツラの枝にとまる「ルリビタキ」と「ジョウビタキ」を見かけました。
ルリビタキは、春から秋にかけては山地や北上して生活し、冬になると平野へ下りたり南下して越冬します。また、ジョウビタキは、日本では冬鳥としてよく見られます。
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「龍安寺の石庭」 |
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「侘助椿」 |
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「龍安寺駅」 |
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「山門」 |
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「庫裡」(くり) |
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「蹲踞」(つくばい) |
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蹲踞は茶室に入る前に心身を清める為に置かれた手水鉢です。
一般拝観者が見ることの出来る物はレプリカであり、本物は公開されていません。
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「石庭」(写真右3枚) |
草木類は植えられておらず、大小15個の石が白砂に置かれている枯山水庭園です。
この15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように配置されているといいます。
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「ルリビタキ」
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「ジョウビタキ」
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