謹 賀 新 年

明けましておめでとうございます。
2006年度のマイコムの行動指針は、「超践」です。

私達のマイコムは、
過去、現在、未来を大切にした「超践」を常として
MVE (Mycom's Value Engineering)
を追求してまいります。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2006年 元旦

マイコム株式会社
代表取締役社長 湯場崎 直養



 2006年度のマイコムの行動指針として掲げました「超践」(ちょうせん)についてですが、「超」は「超越」を、「践」は「実践」を意味し、「超越した実践」とする意を込めたマイコムの造語で、私達の「働く姿勢」を描いた「働きのモデル」(規範)とするものです。


 マイコムでは本年、この超践の意を説き、3つの「甲斐」(やり甲斐・働き甲斐・生き甲斐)を感じとれるような職場を築きたいと思います。

 私達のマイコムの社員においては、この3つの甲斐の、どの段階を感じとっているのでしょうか。生き甲斐まで感じとるにはまだまだ先のことと考え、働き甲斐を感じとれるようなことすら希だと思え、やり甲斐に至っては様々な考えによって妥協したものと言えるでしょう。

 3つの甲斐を感じとる入り口は、この超践とする意味「超越した実践」を理解し、その姿勢での行動を開始することで、その結果、過去の経験によって現在の知識に、現在の経験によって未来の知識へと繋ぐことであります。

 現在は過去でも未来でもない「際」であることから、過去に経験した結果だけを後生大事に現在や未来の知識として繋げようとしても、その本人にとっては何の価値もありません。その人にとっての甲斐を実感するには、現在というフィルターを通し、過去の経験の結果(形式知)ではなく、その行いに至る過程での方法や考え方、教訓といったもの(暗黙知)を未来の知識として繋ぐことであります。そのような行いによって1つの超践を果たすことができます。

  例えば、次のような観点を考えてみることができます。
  ■ 今があるから過去の経験が知識として宿っていること。
  ■ 今、過去の経験をフィルターに通さなければ未来に必要な知識が育まれないこと。
  ■ 今、一生懸命にやっていることは未来にとっての過去の経験となること。


 このようなことから、未来に過去としての経験を生かせるには、今の働きが大切であり、このとき必要なフィルターは、過去の経験から現在の仕事に適う共通概念を導くことにあります。

 下図には、天秤をイメージした、過去の経験を未来の知識として繋ぐ「超践のメカニズム」を示しています。ここでは詳細を省略しますが、この図において、社員の皆様には、「支柱が常に、左右に揺れている状態が現在の気持ち(意識)」として捉えて頂くと、いろいろな想い(反省や希望)が蘇ってきます。その想いのなかで、未来の知識として繋ぐことのできる経験について、一度、整理してみることは、マイコムの社員として大切なことと思います。

 
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