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技研だより




 このコーナーでは、技術研究所をはじめとするマイコムの技術現場の最新情報を紹介しています。

 今月は、クリームはんだ塗布ロボット「MR-300シリーズ」とピックアンドプレースユニット「MPR-100S」を用いた、「半田塗布」→「実装」→「リフロー」の工程を動画でご紹介します。

 今回ご紹介する一連の工程は当社で実際に導入され稼働している実例です。

今回の動画紹介記事で使用する基板データ

基板サイズ:32mm×15mm
リードフレーム・ピッチ:2.54mm
ICピッチ:0.65mm
工程紹介
MR-300によるクリーム半田塗布 MPR-100SによるIC実装 リフロー

半田塗布データの作成
ティーチング機能を使って塗布位置データを作成します。

<手順>
MR-300のティーチング機能により塗布開始位置1点の位置決めを行います。
配列コピー機能を使い、X軸、Y軸のピッチ及びコピーを行う個数を入力します。
IC用塗布データ作成
 
リードフレーム用塗布データ作成

 クリーム半田塗布ロボットのMRシリーズでは、今回ご紹介した「ティーチング機能」+「配列コピー機能」による塗布位置データ作成以外にも、基板のガーバデータから塗布位置データへ瞬時に変換する事が出来る便利な機能も備えています。
ガーバデータ変換機能を使った塗布位置データ作成手順
 ガーバデータ(基板製造用のフィルムを作成するためのデータ)をソフト内に読み込みます。  1クリックでガーバデータを塗布座標値に変換する事が可能です。  塗布するパッドをマウス等で簡単に選択する事が可能です。またパッドを表示している画面の拡大縮小等も可能です。
 

クリーム半田塗布<動画紹介>

 クリーム半田塗布ロボット「MR-300」で、リードフレーム(両面)とIC用にクリーム半田を塗布します。
リードフレームとICはそれぞれノズル径を変えて塗布しています。
 塗布位置データは予め本体にダウンロードしておき、本体のスタートスイッチで塗布動作を開始しています。
動画ファイル情報
2010-08-mr300-1.wmv
640×480(750kbps) 再生時間:1分22秒
Windows Media Player用
 
クリーム半田塗布完了後写真


ピックアンドプレースユニットによるIC実装<動画紹介>

 ピックアンドプレースユニット「MPR-100S」で、ICを実装します。
動画ファイル情報
2010-08-ppu-1.wmv
640×480(750kbps) 再生時間:41秒
Windows Media Player用
 
IC実装後の写真(0.65mmピッチ)


リフロー処理<動画紹介>

 上記の工程を終えた基板のリフロー処理を行います。
動画ファイル情報
2010-08-reflow-1.wmv
640×480(750kbps) 再生時間:24秒
Windows Media Player用
 
リフロー処理後の写真



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