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今月は、2相ステッピングモータ用ドライブ・コントローラ「ICD200」とマイコム製電動シリンダー(PULMORE・ΣCシリーズ)を用いて各動作モードを解説したムービーをご紹介します。

ICD200の製品詳細や各動作モードの解説についてはこちらをご覧下さい。
 
センサモード
 センサモードは、3つのセンサ入力を用いて位置決め動作を行うモードです。
 起動信号1〜3(ST1〜3)を入力する事で、予め設定されたパラメータに従い対応するセンサへ移動を行った後、完了信号(FIN1〜3)を出力します。

起動信号 目標センサ 完了信号
ST1 SEN1 FIN1
ST2 SEN2 FIN2
ST3 SEN3 FIN3





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絶対位置動作モード
 絶対位置動作モードは、任意の3点間を移動させる動作モードです。
 起動信号1〜3(ST1〜3)を入力する事で、予め設定されたパラメータに従い各ポイントへ移動を行った後、完了信号(FIN1〜3)を出力します。

起動信号 目標位置 完了信号
ST1 ポイント1 (±0) FIN1
ST2 ポイント2 (+30000) FIN2
ST3 ポイント3 (-40000) FIN3





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相対位置動作モード
 相対位置動作モードは、4つの移動パラメータから1つを選択して動作させるモードです。
 ST1が起動信号となり、ST2とST3がパラメータ選択のコードビットとなります。コードビットで駆動させるパラメータを選択後、起動信号(ST1)をアクティブにする事により動作を開始します。動作完了信号は、パラメータ選択には依存せず、すべてFIN2となります。回転方向はDIR端子への入力で変更します。


パラメータ選択 回転
方向
起動
信号
完了
信号
ST3 ST2 DIR ST1 FIN2
0 0 パラメータ1
0 1 パラメータ2
1 0 パラメータ3
1 1 パラメータ4

DIR ON : センサ1方向(フォワード方向)
DIR OFF : センサ3方向(リバース方向)

<ムービー内の駆動パラメータ条件>
パラメータ1 : 500
パラメータ2 : 5,000
パラメータ3 : 10,000
パラメータ4 : 30,000





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