命令 : M55 汎用レジスタ操作・減算演算
書式 : M55 , { Rm or AXIS } , { Rm or AXIS or d } , { Rm or AXIS or d }
      m:レジスタ番号(0〜63)
      AXIS:軸名(X,Y,Z,θ)
      d:数値
機能 : 汎用レジスタを使用した減算演算を行います。
解説 :
 汎用レジスタを使用した減算演算を行います。レジスタ間や各軸の座標値や直接数値加算などが可能です。

 演算内容は書式の、
  (1)=(2)−(3)
 となります。
 AXISの設定では、各軸名を設定し演算ではその軸の座標値が使用されます。

 また。dの設定では数値データを直接使用します。
 設定範囲は-9999999〜+9999999です。

 レジスタの数値管理方法は、M52命令を参照してください。

 演算結果が±9999999を超えないように注意してください。超えた場合には正常な動作が出来ません。


 各データが以下のデータとします
 各軸の小数点以下3桁の設定になっているとします。
  X軸:+10.000mm
  Y軸:-9.9980mm
  R01:20000 (20.0mm)
  R02:30000 (30.0mm)

 M54,R00,R01,10000   ・・・20000(R01)-10000 →R00=10000
 M54,R00,R01,R2   ・・・20000(R01)-30000(R02) →R00=-10000
 M54,R00,R01,X   ・・・20000(R01)-10000(X) →R00=10000 (10.0mm)
 M54,Y,R01,X   ・・・20000(R01)-10000(X) →Y=10.0mm (10000)