命令 : G38 パス動作開始
      G39 パス動作終了
書式 : G38 
      G39 
機能 : パス動作の開始と終了の範囲を指定します。
解説 :
 パス動作は、複数の直線補間と円弧補間命令を停止することなく連続で動作させる機能です。
 G38はパス動作の開始を示す命令で、G39はパス動作を終了する命令です。
 G38とG39命令の間に囲まれたG01,G02,G03命令を連続で動作させます。
 動作速度はX軸の設定によります。

 パス動作出来る軸はXY軸のみとなりますので、Zθ軸の移動が含まれていても動作しません。
 G38とG39命令の間には他の動作命令は入れないでください。


 

  G92X+30Y+30   ・・・現在位置を設定します
  G90   ・・・絶対座標に設定します
  G38   ・・・パス動作開始します
  G02X+70Y70,+30   ・・・円弧補間 (1)
  G01X+80Y+40   ・・・直線補間 (2)
  G02,X+60Y40   ・・・全円補間 (3)
  G39   ・・・パス動作終了します

 (1)(2)(3)の3つの動きを停止せず連続で動作します。