命令 : G02 CW方向円弧補間位置決め
      G03 CCW方向円弧補間位置決め
書式 : G02 X ± d Y ± d [ Z ± d ] , ± r
      G03 X ± d Y ± d [ Z ± d ] , ± r
機能 : XY軸のCWまたはCCW方向の円弧補間位置決めとZ軸の直線補間
解説 :
 XYテーブルにおいてG02命令はCW方向、G03命令はCCW方向の円弧補間位置決めを行います。
 XY軸と同時にZ軸を直線補間で動作させる事が出来ます。

 座標系が絶対座標(G90命令)に設定されている場合は、±d で指定した座標が最終位置決めになります。
 座標系が相対座標(G91命令)に設定されている場合は、±d は移動量の設定となり最終的には現在位置から±d の位置に位置決めします。

 ±r は円弧の半径で、パルス換算はX軸の1パルス移動量で換算されます。r の符号が+の時は、180度未満の円弧で−符号の時は180度以上の円弧補間になります。
 速度はX軸の設定で動作します。
動作例

 

 G92X30Y30   ・・・現在位置を( 30 , 30 )にします
 G90   ・・・座標系を絶対座標にします
 G02X+70Y+30,-30   ・・・半径30で180度以上の円弧補間を行います
 G03X+30Y+30,+30   ・・・半径30で180度以下の円弧補間を行います